食生活のサポート

奇跡の木:モリンガの栄養価と力の凄さを徹底解説!

監修者 井林 雄太 医師 公開日:2024-06-02 最終更新日:2025-04-28

食生活のサポート

奇跡の木:モリンガの栄養価と力の凄さを徹底解説!

監修者井林 雄太 医師 公開日:2024-06-02 最終更新日:2025-04-28

モリンガは、インドを中心に南アジア、アフリカ、南米など、ヒマラヤ山脈の麓や北インド周辺を原産とする多年生の落葉高木で、90種類の栄養素が豊富に含まれています。

その豊富な栄養価と多様な健康効果から、モリンガは「奇跡の木」とも呼ばれ、栄養補助食品や健康食品、伝統医学で広く利用されています。

 

世界中で注目されているモリンガ

モリンガ

モリンガ(和名:ワサビノキ、学名:Moringa oleifera)は、北インド原産のワサビ科の植物で、モリンガ科の13種の中で最も広く分布し、熱心に研究されている種の一つです。

モリンガは、「ミラクルツリー(奇跡の木)」ともよばれ、栄養価が高く、さまざまな健康効果があるといわれています。モリンガは葉や茎、種などほぼすべての部分を利用でき、食用としてだけでなく、オイルやパルプなどにも使われています

現在、モリンガは熱帯および亜熱帯地域で広く栽培され、アジア、アフリカ、アメリカ、カリブ海地域、オセアニアなどにも分布しています。これらの亜熱帯の国々では、モリンガは古くから良薬として食されたり、美容や健康維持のために利用されてきました。また、国際連合より栄養状態改善に利用を推奨します。

日本でも、沖縄や九州など、温暖な地域で栽培されています。
 

モリンガの可食部

モリンガは、根、樹皮、葉、花、果実、種子までほぼ全体が食用として利用可能であり、非常に多用途な植物です。

葉や茎、種、根などの各部分は、食用としてだけでなく、花はアロマとして、葉はハーブティーやサプリメントとして、種子はオイルとして、根はリウマチの薬やカレーなどのスパイス材料としても利用されています。

また、幹や樹皮はパルプやロープなどに利用されていました。(1)

現在の研究は主にモリンガの葉と種子に焦点を当てており、これらが一般的な食品原料として認められ、欧米のみならず、日本でもスーパーフードとして注目され、サプリメントや健康食品の原材料として使用されています。

また、モリンガは、二酸化炭素の吸収能力が高いため、健康に良い影響を与えるだけでなく、地球にも優しいスーパーフードとして注目されています。

 

モリンガは伝統医学によく使われる

モリンガの葉

モリンガは、インド伝統医学「アーユルヴェーダ」には3000年以上の歴史があり、「生命の木」とも呼ばれ、豊富な栄養素を含むため、300種類以上の病気を予防すると言われています。

モリンガの葉は粉末化されてお茶として飲まれたり、種子や根の皮を加工した製品が作られるなど、さまざまな形態で治療や健康促進のために活用されています。

このように、モリンガは古代から現代に至るまで、広く利用され続けています。

 

モリンガの栄養価の凄さ

モリンガの栄養価

「奇跡の木」や「生命の木」と呼ばれるモリンガが注目される理由は、これまで発見された可食植物の中でも特に栄養価が優れており、基本的な栄養素が非常に豊富です。

そのため、モリンガはスーパーフードと分類されています。

 

モリンガの栄養価:牛乳や他の食品との比較

モリンガは非常に栄養価が高く、以下のような特徴があります:(3)

  1. たんぱく質:牛乳の約2倍(6.7g/100g vs. 3.1g/100g)

  2. カルシウム:牛乳の約4倍(440mg/100g vs. 104mg/100g)

  3. ビタミンC:グアバに匹敵(220mg/100g vs. 214mg/100g)

  4. β-カロテン:サツマイモと同等(6.8mg/100g vs 6.3mg/100g)

  5. ビタミンE:くるみやカボチャの種の20倍以上(448mg/100g vs. 20mg/100g)

とくに、100gのモリンガには、たんぱく質とカルシウムが牛乳の2倍、ビタミンCが220mg含まれております。

さらに、β-カロテンやビタミンEも豊富です。加えて、カリウムはバナナの1.3倍、鉄分はほうれん草の2倍、ビタミンAはトマトの8.4倍、ビタミンCはイチゴの2.3倍と、栄養価の非常に高い食品です。

   

モリンガの栄養素と成分リスト

モリンガの異なる部位には、基本的な生理機能を維持する栄養素だけでなく、生理活性を持つ植物化合物も豊富に含まれています。

現在、少なくとも6つの大きなカテゴリーと100種類以上の成分がモリンガに含まれていることが確認されています(4)

モリンガの種子や葉・鞘(さや)には、以下のような栄養素が豊富に含まれています。(20)(21)(22)

  • ビタミン類
    ビタミンA、B6、C、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸など

  • ミネラル類
    カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、亜鉛など

  • アミノ酸
    9種の必須アミノ酸(たんぱく質を構成する体内で合成できないアミノ酸)

  • 食物繊維

  • ポリフェノール

  • GABA

  • フラボノイドおよびフラボノールグリコシド

  • グルコシノレートおよびイソチオシアネート

  • フェノール酸

  • テルペン

  • アルカロイドおよびステロール

  • 有機酸およびケトン類

これらの栄養素と成分の含有量は、土壌の状態、栽培の季節、収穫時の植物の成熟度、植物の部位など、複数の要因によって影響を受けます。(5)(6)

また、モリンガの葉は多様な栄養素を含んでいるため、一部の栄養が不足している地域では栄養失調を防ぐために食事に取り入れられています。

 

モリンガで特に注目すべき成分は何

モリンガには、たんぱく質、カルシウム、ビタミン C、ビタミンE、ミネラルやβ-カロテンが多く含まれています。

他に注目すべきの栄養素は、フラボノイドや植物ステロールをはじめとする抗酸化物質や抗炎症成分です。

これらの成分が免疫システムをサポートし、全体的な健康維持に貢献する可能性があります。(1)(2)

モリンガは、そんなに幅広い栄養素と高い栄養価があるため、スーパーフードと呼ばれるのは当然のことです。

 

  

モリンガの6つ機能性

モリンガの葉

モリンガは、抗菌・抗感染作用、抗酸化作用、貧血改善、免疫調節、血中脂質の改善、血糖値の調節など、健康に多くの効果があります。これにより、モリンガは体の免疫力や代謝をサポートし、健康維持に役立つ素材として注目されています。

 

1.抗菌、抗感染作用

モリンガに含まれるフラボノイド、タンニン、ステロール、アルカロイド、サポニンなどの植物化合物により、細菌、カビ、寄生虫などの多くの微生物の成長を抑制する効果が期待されます。(7)(8)

強力な抗菌・殺菌作用があるからか、モリンガの木にはあまり虫が寄ってこないと言われるほどです。これらの抗菌作用により、風邪やインフルエンザなどの予防効果が期待できます。

   

2.抗酸化作用

モリンガはβ-カロテン、ビタミンC、ポリフェノール、トリテルペノイドなどの多くの抗酸化物質を豊富に含んでいます。

研究によれば、モリンガは抗酸化酵素の遺伝子発現を増加させ、体内のフリーラジカル除去能力を増加させることができ、これにより脂質の酸化を抑制する効果が期待されます。(9)(10)

 

3.貧血の改善

研究によると、モリンガの葉を連続して3ヶ月間摂取することで、鉄欠乏性貧血の女性の関連検査数値を改善し、ヘモグロビンを増加させることができるという報告があります。(11)(12)
 

4.免疫調節

モリンガの抽出物は自然免疫および獲得免疫作用に役立つ可能性があります。

また、モリンガは免疫経路の情報伝達に影響を与え、炎症関連の細胞因子の促進または抑制をバランスを維持する報告があります。(13)モリンガには炎症を抑える作用もあるとされており、免疫疾患や炎症性の疾患が改善する可能性があるとする見解もあります。
 

5.血中脂質の改善

モリンガの葉には多くの植物化合物が含まれており、血中脂質、中性脂肪を抑える働きがあるとされています。

臨床研究で、モリンガの葉エキスを補給すると、総コレステロール、中性脂肪、そして低密度リポプロテイン(LDL)の値が著しく低下し、高密度リポプロテイン(HDL)を増加させる助けになる可能性が示唆されました。(14)(15)

 

6.血糖値の調節

モリンガの活性成分は、インスリンの分泌を増加させたり、インスリン感受性を向上させたりする方法で血糖値を下げる効果を持つ可能性があります。(16) (17)上記のモリンガの効果の他に、日本農芸化学会2018年度大会により、モリンガが肝臓の健康にサポートすることと報告しています。
参考:日本農芸化学会大会講演要旨集(2018年度版)


 

モリンガの摂取目安量

モリンガの1日あたりの摂取量については、明確な基準が設定されていませんが、多くのサプリメントでは1日あたり1.5~3gが推奨されています。ただし、サプリメントによりモリンガの成分濃度は異なるため、必ず製品に記載された摂取量を守るようにしましょう。

海外のラットによる安全性の研究によりモリンガの摂取目安量については、以下のように推奨されています:

  • 抽出されないモリンガの葉:一回の摂取量は50gまで、長期間使用する場合は一日あたり14gを超えないように推奨されています。

  • 抽出されたモリンガの葉エキス:体重1kgあたり300mgを超えないように摂取することが推奨されています。

いくつかの臨床研究では、上記の摂取量で効果が見られることが確認されています。

しかし、この量は人間の場合、通常使用される量を大幅に上回る量であるため、常識を超えるほどの大量のモリンガを摂取しない限りは、安全性を心配する必要はないといえます。
 

モリンガの摂取タイミング

摂取タイミングについて、モリンガは医薬品ではなく食品であるため、基本的にはどのタイミングで摂取しても問題ないと考えられます。(9)(18)(19)
 

モリンガの味

モリンガは、抹茶やヨモギに似た味があり、粉末状のものはお茶として飲んだり、スープやスムージーに加えたり、料理のスパイスとして使われます。

もし味や匂いが気になる場合は、水に溶かして飲む以外にも、料理に加えるなど工夫することで摂取がしやすくなります。

 

モリンガを活用した製品

モリンガの粉 

モリンガは、健康維持に役立つスーパーフードとして、日常生活に簡単に取り入れることができます。

既にヨーロッパやアメリカなどの国ではモリンガの加工食品を販売されています。

近年では、モリンガの健康効果が注目され、サプリメントとして摂取されることも増えています。

以下はモリンガの活用する製品です。
 

モリンガ茶

最も手軽で人気のある使い方は、モリンガの葉を乾燥させて作ったお茶です。モリンガ茶は、ティーバッグや茶葉を使って簡単にお湯に浸けるだけで楽しめます。

毎日の食事に合わせて、食後のリラックスタイムに最適です。また、モリンガには自然のカフェインフリー成分が含まれているため、夜でも安心して飲むことができます。
 

モリンガパウダー

モリンガパウダーを日常的に摂取する方法も多様です。お水や白湯に溶かして飲むだけでなく、スムージーに加えたり、スープやサラダにふりかけたりするのもおすすめです。

モリンガの葉は、ほんのり抹茶のような風味があり、さまざまな料理に簡単に取り入れることができます。
 

モリンガ入りサプリメント

モリンガは抗酸化効果を持つため、サプリメントとして使用するのは、日常的な必須の栄養素を補給できます。

これらのサプリメントは、モリンガの豊富な栄養素(ビタミンC、鉄分、カルシウム、アミノ酸など)を簡単に補うことができるため、毎日の健康維持に役立ちます。

 

モリンガのサプリの選び方

モリンガは栄養価も高く、さまざまな健康効果が期待できるスーパーフードとして注目を集め、多数のモリンガのサプリメントが販売されています。

品質はサプリメントによって異なるため、信頼できるブランドや製品から選ぶことが重要です。

第三者機関による品質認証を受けた製品などは信頼性が高い製品です。また、成分表示をしっかりと確認し、添加物や農薬などの有無にも注意するようにしましょう。

 

モリンガの危険性と副作用

過剰摂取や体質によるリスク

モリンガは植物のため医薬品のような副作用はありませんが、過剰摂取や体質によっては健康に良くない影響を与えることも考えられます。(19)

モリンガの摂取による危険性には、以下のようなものが考えられます。

 

副作用1. アレルギー反応

モリンガの葉は、人によっては体質などによりアレルギーを引き起こす可能性があります。

摂取後に皮膚のかゆみや発疹、息苦しさなどの症状があらわれた場合には、すぐに使用を中止し、医療機関を受診するようにしましょう。

 

副作用2. 消化不良、腹痛、下痢

モリンガは栄養価が高いスーパーフードのため、過剰に摂取すると消化不良を起こしたり、腹痛や下痢などが生じる可能性があります。

 

妊娠中・授乳中の使用リスク

モリンガは、妊娠中の女性が摂取することは望ましくないとされています。

妊娠中の女性で安全が確認されていない成分があるため、妊娠中の方は念のため摂取を控えるようにしましょう。(20)(21)

 

薬との相互作用

モリンガには血糖値を下げる効果があるとされていますが、糖尿病治療薬と併用することで血糖値が下がりすぎるリスクがあります。

また、血圧を下げる作用もあるため、高血圧の薬との相互作用も懸念されます。医薬品を服用中の方は、医師に相談したうえでサプリメントなどを使用するようにしましょう。

 

モリンガはどんな人におすすめ?

モリンガは豊富な栄養価があるため、忙しい日々を送ってよく外食するサラリーマン、高齢者やストレスをよく感じる人々に対して、良い栄養補充となります。
 

よく外食する人

モリンガはどんな人におすすめ:よく外食する人

よく外食する人は比較的食生活が乱れたり栄養バランスが偏ったり、特定の栄養素が長期間摂取不足となりやすいため、モリンガには多くの栄養素が含まれており、栄養不良のリスクを低減する助けとなります。
 

シルバー世代

モリンガはどんな人におすすめ:シルバー世代

年齢が上がるにつれて身体機能が低下し、血糖値や血脂質のコントロールがうまくいかない場合、モリンガの補給によって血糖値や血脂質を安定させる手助けになります。
 

ベジタリアン

モリンガはどんな人におすすめ:ベジタリアン

食事の選択が制限されるため、タンパク質、鉄、カルシウムなどがベジタリアンにとって不足しやすい栄養素です。

モリンガにはこれらの栄養素が豊富に含まれており、ベジタリアンの栄養不足を補うのに役立つでしょう。
 

生活ストレスが大きい・生活リズムが不規則な人々

モリンガはどんな人におすすめ:生活ストレスが大きい・生活リズムが不規則な人々

不規則な生活リズムやストレスは体内の抗酸化力を低下させ、体内のフリーラジカルが蓄積し、慢性的な炎症につながる可能性があります。

モリンガには多くの抗酸化物質や抗炎症物質が含まれており、体内の過剰なフリーラジカルを除去し、炎症反応のバランスを取ってくれる可能性があります。

 

モリンガを摂取してはいけない人は?

モリンガは食品のため、一般的に健康な人であれば安全に摂取していただくことができます。

ただし、健康維持に役立つようなさまざまな効果があるため、以下に挙げる方は注意が必要です。

 

妊娠中および授乳中の女性

モリンガを摂取してはいけない人:妊娠中および授乳中の女性

妊娠中の女性では安全性が確認されていないため、摂取を控えるように推奨されています。

また、授乳中の方も赤ちゃんへの影響が確認されていないため、摂取を控えるようにしましょう。
 

高血圧や糖尿病の方

モリンガには血糖値や血圧を下げる作用が期待できることから、高血圧や糖尿病の治療をしている方では薬との相互作用により、血糖値や血圧が下がりすぎてしまう可能性があります。

医療機関に相談のうえ、摂取するようにしましょう。
 

持病をもつ方

モリンガは栄養素が豊富に含まれ、さまざまな健康効果が期待できるスーパーフードです。

そのため、先述した高血圧や糖尿病の方以外にも、持病の治療や医薬品に対して相互作用を示し、予期せぬ健康被害が生じるリスクも否定できません。

持病がある方はモリンガを摂取する前に、かかりつけの医師や薬剤師に必ず相談するようにしましょう。

 

モリンガのよくある質問

 

Q1.モリンガのデメリットは?

モリンガのデメリットとしては、特にないですが、消化が良くないことや、アレルギーを引き起こす可能性があります。

また、大量に摂取するとお腹が痛くなったり下痢をする状況もあるので、製品の包装で書いた摂取目安量を守ることが大切です。
 

Q2.モリンガは女性にどんな効果があるのですか?

モリンガには多い抗酸化物質が含まれています。抗酸化物質は肌やお体の体調を整えます。特に女性に嬉しい効果があります。

ホルモンバランスを整えたり、貧血を改善するのに役立つ鉄分が豊富です。また、肌に良い栄養素も含まれているので、美肌効果も期待できます。

また、妊娠中の女性は、モリンガ製品を食べる前に医師に相談した方が安心です。
 

Q3.モリンガは危ないですか?

モリンガは一般的には安全ですが、過剰に摂取したり、特定の病状がある人には注意が必要です。

特に妊娠中や授乳中の方は、使用前に医師に相談するのがおすすめです。医薬品を服用中の人も、相互作用があるかもしれないので、気を付けてください。

 

まとめ

モリンガには豊富な栄養素が含まれ、抗菌作用や抗酸化作用、免疫調節などの健康効果が期待できることからスーパーフードとして、多くの注目を集めています。

病気の予防にも効果があるとされるモリンガですが、過剰摂取や糖尿病や高血圧の治療をしている方、持病がある方などは注意が必要です。

また、妊娠中や授乳中の方は、摂取を控えることが推奨されています。

モリンガを安全に摂取するためにも、摂取量は厳守し、持病や服用中の薬がある方は、必ず事前に医師に相談するようにしましょう。

参考資料:
  1. Saini, Ramesh Kumar, Iyyakkannu Sivanesan, and Young-Soo Keum. "Phytochemicals of Moringa oleifera: a review of their nutritional, therapeutic and industrial significance." 3 Biotech 6 (2016): 1-14.
  2. Alegbeleye, Oluwadara Oluwaseun. "How functional is Moringa oleifera? A review of its nutritive, medicinal, and socioeconomic potential." Food and Nutrition Bulletin 39.1 (2018): 149-170.
  3. Mahato, Dipendra Kumar, et al. "Ethnopharmacological properties and Nutraceutical potential of Moringa oleifera." Phytomedicine plus 2.1 (2022): 100168.
  4. Dhakad, Ashok K., et al. "Biological, nutritional, and therapeutic significance of Moringa oleifera Lam." Phytotherapy Research 33.11 (2019): 2870-2903.
  5. Ayoade, Eunice Titilayo, A. O. Akinyemi, and Faith Sunday Oyelere. "Phytochemical profile of different morphological organs of Moringa oleifera plant." J phytopharm 8.6 (2019): 295-8.
  6. Pareek, Ashutosh, et al. "Moringa oleifera: An updated comprehensive review of its pharmacological activities, ethnomedicinal, phytopharmaceutical formulation, clinical, phytochemical, and toxicological aspects." International journal of molecular sciences 24.3 (2023): 2098.
  7. Abd Rani, Nur Zahirah, and Khairana Husain. "Moringa genus: a review of phytochemistry and pharmacology." Frontiers in pharmacology 9 (2018): 334368.
  8. Kou, Xianjuan, et al. "Nutraceutical or pharmacological potential of Moringa oleifera Lam." Nutrients 10.3 (2018): 343.
  9. Ngamukote, Sathaporn, et al. "Moringa Oleifera leaf extract increases plasma antioxidant status associated with reduced plasma malondialdehyde concentration without hypoglycemia in fasting healthy volunteers." Chinese journal of integrative medicine (2016): 1-6.
  10. Kushwaha, Shalini, Paramjit Chawla, and Anita Kochhar. "Effect of supplementation of drumstick (Moringa oleifera) and amaranth (Amaranthus tricolor) leaves powder on antioxidant profile and oxidative status among postmenopausal women." Journal of food science and technology 51 (2014): 3464-3469.
  11. Revs, Int J. Modn Res. "EFFECT OF DRUMSTICK LEAVES SUPPLEMENTATION IN TREATING IRON DEFFICIENCY ANEMIA IN WOMEN OF REPRODUCTIVE AGE GROUP (15-45yrs)." Int. J. Modn. Res. Revs 3.11 (2015): 1065-1069.
  12. Impact of Dried Moringa Oleifera Leaves in Enhancing Hemoglobin Status (ClinicalTrials.gov ID: NCT03514472)
  13. Xiao, Xiao, et al. "Moringa oleifera Lam and its therapeutic effects in immune disorders." Frontiers in Pharmacology 11 (2020): 566783.
  14. Sari, Waode Fitrah, and Ari Suwondo. "A Literature Review of Effect of Moringa Oleifera Leaf Extract Toward Lipid Profile Level in Hyperlipidemia Patients." International Journal of Nursing and Health Services (IJNHS) 5.3 (2022): 294-303.
  15. Louisa, Melva, Cyntia Gracesella Hutami Patintingan, and Bantari WK Wardhani. "Moringa Oleifera Lam. in cardiometabolic disorders: a systematic review of recent studies and possible mechanism of actions." Frontiers in pharmacology 13 (2022): 792794.
  16. Kumari, D. Jalaja. "Hypoglycaemic effect of Moringa oleifera and Azadirachta indica in type 2 diabetes mellitus." Bioscan 5.20 (2010): 211-214.
  17. Gómez-Martínez, Sonia, et al. "Moringa oleifera leaf supplementation as a glycemic control strategy in subjects with prediabetes." Nutrients 14.1 (2021): 57.
  18. Stohs, Sidney J., and Michael J. Hartman. "Review of the safety and efficacy of Moringa oleifera." Phytotherapy Research 29.6 (2015): 796-804.
  19. Wijaya, Deborah Felinda Hari, et al. "Systematic Literature Review: Side Effect of Moringa oleifera Lam." (2022).